Aomori Southwest Edge

青森県の西の南のはじっこから

小泊岬(3)  

小泊岬シリーズその3。権現崎、尾崎山登山。果たしてこれは登山なのだろうかと疑問を抱きながらも、
ひたすら道なき道を進みます。
来た道を振り返る。いくつもの岬を越えて、既にスタート地点である小泊漁港の気配は少しも感じられなくなりました。
IMG_4272mb.jpg
遊歩道を進んでいくとすぐ、左手に意味ありげな洞門と天国へいざなうかのような階段。
「岩門」と名前が付けられています。
IMG_4034mb.jpg

ずいぶんとアップダウンが激しい道です。
IMG_4188mb.jpg

せっかく登ったと思ったら、また下りなくてはいけない。難所です。崖の隙を縫うように階段が造られています。
IMG_4236mb.jpg

遊歩道は波によってとぎれとぎれになっています。
視線の先に見える岬が権現崎だと思って進んでいったのですが、「羅漢石」という岬でした。
その少し手前の岬が姥石。
IMG_4247mb.jpg

進行方向左手に「ブタの尻」と名付けられた岩。
IMG_4265mb.jpg

石というのか岩というのか。岩石の一つ一つが巨大で、自分が小人になった気分です。
川が無い分、栄養も少ないのでしょうか。貝類が少ないような気がしました。
IMG_4257mb.jpg

姥石を振り返る。高さ20mほどもあろうかという大きな岩。
IMG_4288mb.jpg

通ってきた木道を振り返る。砂に埋もれる木道。
IMG_4291mb.jpg

行く手の向こうに見える羅漢石。
この先に小泊岬北灯台があります。町のホームページによると、その付近に1940年(昭和15年)に設置された「旧海軍大湊警備府小泊防備衛所跡」の廃墟があるようです。
HPには「「目的は津軽海峡にソ連やアメリカなどの外国の潜水艦が侵入しないように警備すること。隊員は約30人常駐し、水中電波聴音機からの振動音に耳を澄ませていた。その任務にみな真剣だった。」という。1945年8月15日、日中戦争以来15年間の戦争は終わり、11月6日に衛所は進駐した米軍の手で破壊され、海岸防備の役割は終わった。」とあります。
太宰治の小説『津軽』においても国防上重要な場所であることから、描写を避けています。
(ちなみに太宰は終戦の前年である1944年5月に小泊を訪れています。)
IMG_4296mb.jpg

竜飛崎方向を振り返ると蜃気楼が。
IMG_4301mb.jpg

土漂ガ浜に着きました。姥石を見返す。いよいよここから本当の山登りです。
IMG_4306mb.jpg

尾根道のブナのトンネル。気持ちいい~。さっきまで海にいたのに、今は森の中にいる。
IMG_4314mb.jpg

若葉が気持ちいい~。楽園のようです。
オオカメノキ
IMG_4309mb.jpg

ハウチワカエデ
IMG_4310mb.jpg

シラネアオイ。
IMG_4326mb.jpg

キクサキイチゲ
IMG_4329mb.jpg

ニリンソウの群生
IMG_4349mb.jpg

昔の海軍の石標。20mおきぐらいに立てられていました。昔の人は国土を守るために必死だったのです。
IMG_4325mb.jpg

なんか、見えてきました。
IMG_4333mb.jpg

土漂ガ浜から約1時間。尾崎山(海抜229m)に到着。絶景です。
IMG_4411mb.jpg

普段目にする海の色とは明らかに違っています。
IMG_4407mb.jpg

小泊岬南灯台を見下ろす。
IMG_4413mb.jpg

ここで夕日を眺めたいと思いました。
IMG_4418mb.jpg

霞みの中、辛うじて見えた北海道。画像加工技術を駆使して霞みを取り除き、ようやく見えるようになりました。
IMG_4381mb.jpg

十三湖方面の眺望。残念ながら、岩木山は見えませんでした。
IMG_4385mb.jpg

盛りだくさんの登山でした。だいぶ歩いたような気がしますが、標高229mです。
帰りは山の手コースを通り、下前地区に下りました。
夏秋冬の表情も見たいと思いました。また機会があれば行きたいと思います。
<完>

スポンサーサイト

category: 奥津軽

コメント

ご苦労様でした 小泊岬の写真拝見致しました。 私がいつも撮っている場所と同じような
写真が多くみられましたが、やはり視点が違い新鮮な写真ばかりでした。私ももっと視点を
変えて撮ってみたくなりました。勉強になりました。私もおいおいアップしていきます。

URL | tokumichi #-
2012/05/02 07:23 | edit

こんにちわ~。

もお、どきどきしましたよ~、小泊岬シリーズ。
崖っぷち、足が震えそう。。
↑↑ 山女子ですが、高いとこは苦手です。(苦笑)

海、綺麗ですね~~。ほんと、透き通ってる~。
こんなきれいな海、見たことありません、、。
感動しました。 いつか、行ってみたいです。

森の中も、ニリンソウや、シラネアオイが咲いて、にぎやかになりましたね。
ますます山歩きが、楽しくなりそうです。

ブタのお尻の岩、ちょっとセクシーでした(笑)

東京、今日は雨で肌寒い一日だけれど。
ちゅおりんさんのお写真で、海にプチ旅できました。

ありがとうございます!

URL | chacha #-
2012/05/02 13:49 | edit

tokumichiさんへ

ありがとうございます。
tokumichiさんの撮影される独特の深い色の海(勝手にtokumichi Blueと呼ばせてもらいます。)や銀色に輝くさざ波を実際に見ることができて、本当に感動的でした。
コントラストが強い中での露出調整と、絶景の雰囲気を失わないような構図をと、意識して撮影したのですが、なかなかうまく捉え切れませんでした。
尾崎山頂から見た光景は息を呑むほどの絶景でしたが、後から撮った写真を見てちょっと物足りなさが残ります。
今度は、松前半島と大島小島、岩木山の見えるときにまた行きたいと思います。

URL | ちゅおりん #-
2012/05/02 18:41 | edit

chachaさんへ

こんにちは。
高いと言っても海抜229mですから。
3000m級の山に登る山女子さんなら大丈夫ですよ。
東京スカイツリーより低いですから。
(スカイツリー、行きたいなぁ。。。)
もっと言うと東京タワーより低いですから。
とはいえ、「229m」という数字を疑いたくなるほど高く感じました。
行く前には登山道を調べたし、登山靴も履いたし、
「山」へ行くつもりで行ったような気がするのですが、
終わってみると圧倒的に「海」に行ってきた感じです。
ブタの尻を見に行くつもりは無かったように記憶しています(笑)。

URL | ちゅおりん #-
2012/05/02 18:51 | edit

__ンー...(*~・ω・)ゞ。o0(良く見えますネ!)__

■こんにちは!

・先日は「接写」のアドバイス有難う御座います。
 ※どうりで”何か違う(迫力が)”と思いましたョ!

 __ミ★(*・ω・)v Thanks!!★彡__

・今回も見応えがありましたが、中でも『小泊岬南灯台を見下ろす。』が

 私の中でのお気に入りの一枚です。

 ………キョロ(ω・`))(´・ω・`)(( ´・ω)キョロ ………

※『小泊岬(1)』は最初の一枚が「CD」ジャケットになりそうなくらいですネ!

■次々に『ちゅおりんさん』の魅力の虜(とりこ)になり、

 「読者(ファン)」も増えている状況に納得しています。

・これからも、無理のない範囲で頑張って下さいネ!

・引続き”応援”しています。

 __(・ω・ノノ"☆(・ω・ノノ"☆(・ω・ノノ"☆パチパチパチ!!! __

・それでは、また…。

■『VENUS28』ブログ管理人より __、.,φ(´・ω・`)ポキッ …。

URL | VENUS28 #-
2012/05/03 18:33 | edit

こんばんは v-286
奥津軽の山ですか 
低山のようですがどうしてどうして見応え十分です
桜が咲く前に山鳥のさえずりが聞こえそうです

4枚目写真ではこの時期潜りで漁が出来るのですね
何が採れるのでしょうか v-362

URL | ヤッターわん #-
2012/05/03 19:58 | edit

VENUSさんへ

こんにちは。

『小泊岬南灯台を見下ろす。』ですね。私も気に入っています。
私が勝手に師と仰ぐtokumichi氏の『銀のさざなみ』という作品に感激し、真似てみました。
(撮影場所は違いますが)

小泊岬(1)の1枚目、CDジャケットですか?
ほんとですか?
「イージュー★ライダー」がいいなぁ(←無理)。

飽きもせず、楽しくカメラで遊んでいられるのも、見ていただく方がいるからこそです。
いつもありがとうございます。

URL | ちゅおりん #-
2012/05/03 20:41 | edit

ヤッターわんさんへ

こんばんは。
竜飛岬とか下北半島の方が有名ですが、ここ小泊も
秘境の趣きたっぷりで、見応え十分でした。
船でなければ行くことができない場所も多いようです。
「奥」津軽という名称に今は慣れましたが、以前は少し違和感がありました。
海沿いに住む私から見ると、山の方が「奥」なので、
津軽半島は「奥津軽」ではなく「手前津軽」ではないか?と思ったものです。
まあ、弘前の殿様から見ると「奥」に見えるんでしょうけど。

山鳥がたくさん鳴いていましたよ。
私には鶯の声しか判別できませんでしたが。

今の時期の磯漁は、ナマコ漁だと思います。

URL | ちゅおりん #-
2012/05/03 21:00 | edit

半年前の記事ですね・・・

いま、再度ちゃんと読んだら小泊岬、凄い光景ですね。
私がチャレンジした時はだいぶ日が暮れて、地元の漁師にからかわれました(汗)
んで、岬の端まで行ったら組合関係な人が慌てて私の前まで来て、なんも言わずに車に戻るという・・・
今、思えば漁師のとっちゃ達が組合で不審な女がいる。もしかしたら自殺かも知れないって言われてたのかも知れません・・・
そう思うと色々つじつまが合いすぎて・・・いや、これも妄想の結果ですけど・・・
でも、小泊岬というか権現崎は綺麗ですね・・・
歴史もあります・・・
来年再チャレンジしたいです!
その時は漁師のおっちゃんに手土産を持たせたくらいにして撮影を頑張りたいと思います☆

URL | ピーナッツ #-
2012/12/13 12:32 | edit

ピーナッツさんへ

どうも。そんなことがあったんですね。そりゃーそうですね。
私も地元の漁港でお若い25歳の女性がおひとりでいらしてたら心配になります。
でもピーナッツさんのお顔を見て何も言わずに戻ったってことは、
不審な顔をしてなかったってことですね(笑)。
権現崎、ほんと、お勧めです。竜飛とはちょっと違う良さがあります。
私、間違えて小泊側から登ったんですが、下前から登るとそんなに苦労しなくて登れます。
そうですか。デジイチを持ったピーナッツさんの来年のご活躍を期待してますよ。

URL | ちゅおりん #-
2012/12/13 21:10 | edit

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://fujita244.blog.fc2.com/tb.php/226-a11666f6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)