Aomori Southwest Edge

青森県の西の南のはじっこから

天井カメラマン  

戦場カメラマンならぬ、天井カメラマン

ん?聞き取れない?
んじょうカメラマン。です。

天井カメラマン・・・。

どこかに需要はないでしょうか。

風景カメラマンは競技人口が多くて埋没してしまいそうなので、

天井写真家、天井を撮る!。みたいな。

誰も撮らないだけに、希少価値が高く、隙間産業になり得るんじゃないでしょうか。
私のような者でも、天井にこだわって撮り続けていれば、有名になれちゃったりしませんかね。

あ、なりませんね。
現在の建物では天井は皆真っ白ですからね。
というか昔の時代でも天井写真を見たいと思う人はそうそういませんでしたかね。

一日中天井カメラマンをしていたので、首が痛いです。
天井なんて、床に仰向けになれば簡単に撮れると思っていたのですが、仰向けになると平衡感覚が鈍るようで、
カメラを水平に構えたつもりでも、結構曲がってしまっていました。意外と難しいものです。
それに、仰向けになって天井写真を撮っている様は、とても不審です。おかしいです。
一歩間違うと危険かもしれません。自分は天井を撮っているつもりでも・・・。
くれぐれも真似をなさらぬように。
三脚を使った方が良いかもしれません。


萩天井
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天井カメラマンの撮った天井写真をご覧になりたい方は 「続きを読む」をクリックしてお進みください。
普段天井を撮ろうだなんて思ったことも無いので、今回改めて思い知らされたのですが、
光というのはたいてい上から放射されています。
そのため、天井を撮ろうとすると、それら自然の摂理に逆らうことになります。
というか単なる逆光です。
出来れば何事にも抗わずにいるのが私の信条なのですが、このときばかりは天井カメラマンになるために、頑張りました。


網代天井を折り上げて、杉杢の四畳半格天井。
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杉柾竿縁天井
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杢目模様を見ると、悪い夢を見そうで怖いのですが、中央の四畳半に使われている天井板の杢目は、最高級の模様だそうです。私にはよく分かりませんが、そういわれてみると何か迫力は感じます。
大広間の床の間前に最も上等なものを使ったんですね。
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人の気持ちが表情となって現れるように、木の気持ちも木目となって現れるのでしょうか。

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天井というのは床と違って、どんな形であっても困らないんですね。

竹と丸太が交互になった竿縁。
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雨漏りのような跡が・・・。
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天然秋田杉の最高級品とされる中杢板。中央部分だけが杢目で、その両側は柾目。
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縁側の杉皮天井。
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ここは玄関ホールということで格式高い格天井(ごうてんじょう)。
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竿縁にはさび丸太が使われています。
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この天井は一枚の柾目板から何百枚もの柾目板をつくる魔法の天井(←ちょっと大袈裟です。)、
張柾合板が使われた部屋です。昭和12年の張柾合板。
昭和の頃は、和室の天井と言えばどこのお宅もこの張天(はりてん)が使われていました。
能代は張天で栄えたと言っても過言ではありません。
まだ市場に出回る前の、成功するかどうかも分からない試行錯誤の時期に、ここの天井に使われていたことで、開発者の強い熱意が感じられます。
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すっかり天井マニアになってしまいました。
これからは、どこの建物を見学に行っても、床に寝そべって天井を撮ってしまいそうな気がします(汗)。
床にあおむけになってカメラを構えている人がいたら、天井写真家だと思ってあげてください。
間違って踏んづけたりしないように。
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能代市旧料亭金勇にて。
旧金勇は10月1日、リニューアルオープンしました。
※リニューアルと言っても、文化財なので見た目は何も変わっていませんが。
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